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乳がん 両側全摘 エステティシャンのホルモン療法3650日の日々

右側 1.9×1.6 粘液癌 左側 1.0×0.7 浸潤性小葉癌

胸の痛み④(乳がんの手術に至るまで)

1週間があっという間に経ってしまった。

毎日忙しく過ごすことで忘れようとしていたけど、ずっと頭の片隅に乳がんっていう言葉が張り付いていた。

 

旦那さんは、まだ絶対に違うと信じているので普段の朝を過ごして仕事に向かった。

朝食を食べる気もせず、服を着替えて病院へ向かった。

行き道に、帰りは同じ景色をどんな気持ちで帰るのだろう、楽しく帰れるのかな、そうであったらいいなと思いながら、運転していた。

 

診察券を出して呼ばれるまでの待合室がこんなに緊張したことはない。

〇〇さーーん

 

診察室に入って、あー、ガンやったんや…とわかるくらいの先生の気難しい顔。

先生『検査の結果なんですが、異形成細胞がやはりみられます。もっと大きい病院でしっかり診てもらってください。切除になると思います。』

 

そうか…やっぱりか…

あれ、以外に冷静に受け入れてる。

 

私『どのくらい悪いんですか?』

先生『何とも言えないんだけど、君の腫瘍は固くないんだよね、特殊なものだから何とも』

 

その後もいくつか質問したけど、衝撃がやっぱり強かったのか覚えていない。

 

先生『病院はどこがいいかな?大学病院がここから近いからそうしますか?』

私『はい、お願いします』

先生『では、早急に日を決めさせてもらいたいので、乳腺外科に連絡取るのでお待ちください』

 

え、、、?えーーーー⁈

大学病院?手術するの?絶対ガンなの?

情報が処理できない。

 

看護師『〇〇さん、今週の金曜か来週の水曜でどうですか?』

私『ダメです、もう仕事が入っているのでもう少し後になりませんか?』

看護師『先生が大学病院に日を抑えてもらうってことは、どれだけ急いでるかわかりますか?命を一番に考えてください』

 

ズドーーンと心に響いた。

 

心の準備も出来ないまま病気はやってくる。まさか、自分がって思っているから、まぁ誰しもそうだと思うけど。

怖いな…どうなるのかな…

 

車に乗るなり旦那さんに電話した。

声を聞いたら涙が止まらなく会話にならなかった。

自分で運転して帰ってきたのだろうけど、またまた覚えてない。

 

実家に戻って母の顔を見たら涙がまた出てきた。これからどうなるのだろう…

不安でたまらなかった。