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乳がん 両側全摘 エステティシャンのホルモン療法3650日の日々

右側 1.9×1.6 粘液癌 左側 1.0×0.7 浸潤性小葉癌

胸の痛み⑦(乳がんの手術に至るまで)

結果の日がやってきた。

一週間手術のことを考えたり、その後の生活の想像をしたり、仕事以外はずっと考えていた。右胸が無くなる。でも、無くしてしまえばもう乳がんにはならないのか…。

左とのバランスはどうなるのかな…?

色んなことが頭に浮かんでは次のことを考えたり、長い一週間だった。

よし!

頭の中でスイッチが切り替わった。

先生に何言われても大丈夫!

気合い入れて病院へ向かった。

 

不思議と前回の待合より緊張してない。

人って受け入れたら以外と落ち着けるものなのかなとか考えたり、他人事のように捉えてる自分がいるのも不思議だった。

 

私の番号が呼ばれた。

 

私『失礼します』

先生『こんにちは〜』

 

おっぱいのレントゲン?やら色々貼ってある

 

先生『この前検査してもらった結果が出てきました。右胸は検査する前から疑ってましたが、悪性のものでした。粘液癌というもので、ゆっくり進む比較的おとなしめの癌です』

『で、ですね…右胸の癌を撮るために造影剤を入れて撮ったのですが、左胸にも怪しい部分がありまして…左胸も針生検をさせていただきたいんです。』

 

私『はーーーーーーーー⁈』

 

待って待って、何が起こってる?

え?え?えーーーーー?

 

先生『左の映り方を見るとあんまり良い形ではないので。』

 

私『どういうことですか?こんなことってあるんですか?なんで…』

 

先生『そんなに多くあるわけではないですが、片方が癌で精密検査したらもう片方も癌だったという話はあります。とにかく3日後に検査入れさせてもらうので来てください。』

『手術ですが、予約してないと待ちが長くなるので、来月予約しておきますか?』

 

私『はい、それでお願いします…』

 

片方の胸が無くなる覚悟ができて病院へ行って、もう片方もほぼ癌です。しかも、来月両胸切ります。と、また落とされてもう気持ちが付いてかない。帰りの車でめちゃくちゃ大きな声で泣いた。泣いて泣いて家に着く頃には、目はボンボンに腫れてたけど、気持ちは少し落ち着いてた。